弱い分子間結合も高感度に検出できる、生化学分野の研究用蛍光スキャナです。
代表的な利用用途
- 糖鎖研究分野での利用
(レクチン又は糖鎖チップを使用) - 抗原-抗体反応の検出目的での利用
(自作チップを使用)
測定原理
本システムでは専用チップの端面から入射光を導入し、チップ表面にエバネッセント光を発生させます。
このエバネッセント光を照明光に利用することで、チップを洗浄しない「液相状態」でも高感度な蛍光観察が可能となります。
チップ洗浄工程を省けるため、洗浄操作に弱い結合も鋭敏に検出できる点がポイント。
特長
- 弱い分子結合でも、チップを洗浄せずに液相状態で高感度検出が可能です。
- 高速スキャン後に自動で輝度解析。すぐに結果が確認可能。
- チップ上のIDシール自動読取機能を標準装備。画像取得後のデータ取り違いを防止します。
仕様
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測定方式 | エバネッセント励起蛍光法 |
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ウォームアップ時間 | 2分(電源ONから測定可能になるまでの時間) |
測定時間 | 20~100秒(露光時間設定による) |
出力画像形式 | TIFF形式(16 bit)、BMP形式 |
対応蛍光色素 | Cy3、各種Cy3代替色素 |
電源 | AC100~240V、50/60Hz、120VA |
寸法 | 220mm(W)×370mm(D)×416mm(H) |
本体重量 | 約12kg |
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