表面プラズモン共鳴現象を利用して、各種生体分子間の結合反応速度を算出できる研究用分析機器です。
代表的な利用用途
- 抗原抗体反応の研究
- 薬物スクリーニング
- レセプターとリガンドの結合特性の研究
測定原理
金蒸着膜表面で光を全反射させると、表面プラズモン共鳴(SPR)現象によって共鳴角の入射光が金膜に吸収されるため、反射光に暗線が生じます。
この暗線の微細な位置変化をモニタリングすることで、金膜上への分子の結合・解離状況をリアルタイムに検出します。
特長
- 各種結合速度定数の算出ソフトウェアを標準装備。結合-解離反応の速さを各種速度定数の形で算出できます。
- 並列2chマイクロ流路を採用することで、少量サンプル(30μL)からの測定に対応しています。
仕様
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装置内温調範囲 | 20~37℃ |
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測定チャンネル数 | 並列2ch(差動センサシステム) |
ベースラインノイズ | ±2 RU以下(60秒間測定時) |
必要最小試料容量 | 30μL |
本体制御方式 | USB接続外部パソコンからの制御 |
電源 | AC100~240V、50/60Hz、110VA |
寸法 | 360mm(W)×475mm(D)×325mm(H) |
本体重量 | 約24kg |
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