開発部
M・S
2012年入社
開発部
K・I
2009年入社
TALK THEME
M・S
Iさんがレクザムで働くことになったのは、どのようなきっかけですか?
K・I
私は英語がとても好きで、香川の大学に在学中、交換留学で1年間アメリカに留学したんです。さらに大学卒業後、アメリカの大学に再入学しました。その後、日本に帰国し、東京の会社で数年働いた後、地元にUターン。英語を活かせる仕事が香川にないか…と探していたところ、この会社と出会いました。Sさんはどうですか?
M・S
私は、中学生の頃に職場体験で訪問した外国語講座のスクールで初めて中国語に触れ、言葉の響きがリズミカルで、とても面白いと思いました。その頃から中国語をマスターしたいと思うようになり、大学では中国語学を専攻。中国からの留学生も大勢いたので、積極的に交流を深めました。レクザムに就職を決めたのは、中国に拠点を持ち、いずれ中国語を活かした仕事ができるかもしれない、と期待を抱いたからです。
K・I
Sさんは普段、主にどんな仕事を担当しているの?
M・S
私の所属する部署では、Sherlock(シャーロック)という産業用機器を設計・開発しています。その製品の取扱説明書を作成したり、お客様に導入後の使い方をご案内する、といった業務が中心です。中国語は、取扱説明書を中国のお客様向けに翻訳したり、また中国のお客様や代理店から届いた問合せメールに回答するといった部分で活かしています。Iさんはどうですか?
K・I
私の所属する部署では主に眼科医療機器の設計・開発を行っているので、機器に関するマニュアル類やその取引についての契約書の英訳が多いですね。海外からお客様が来社された時は、通訳として同席します。お客様は英語圏の国に限らず、最近では本当に様々な国からお客様が来られます。様々な国の言葉や文化に触れることができ、本当に楽しいです。
K・I
メーカーであるレクザムでは会話の中で技術用語がたくさん使われるのですが、それを理解するのが大変です。エンジニアが話している技術用語が分からず、それを調べたり、聞いたりして内容を確認してから英訳します。その内容を示す的確な内容がなかなか見つからずに戸惑うこともあります。
M・S
私も同じです。文系出身なので、装置の動きや技術用語の意味が分からず戸惑いました。入社当初に比べれば知っていることも増えましたが、まだまだです。
K・I
契約書など重要文書を扱う場合は、特に注意を払うようにしています。適切な表現になっているか、必要な条件は網羅されているか…時には、知的財産を専門とする人に横についてもらい、逐次確認をとりながら進めます。契約書には特別な言い回しが多く、直訳では意味が分かりづらいことも多いので、それぞれの語句の持つ意味をできるだけ分かりやすく翻訳するように努めています。
M・S
語学を仕事に活かす中で、楽しいと感じるのはどんな瞬間ですか?
K・I
やはり、様々な国の人とコミュニケーションができる時ですね。仕事で来社したお客様に、例えばお勧めの観光地を聞かれたりします。「香川でおいしいものを教えて」と聞かれた時は、まずうどん、次に瀬戸内の魚を勧めます。外国の方でも刺身が好きという方はとても多いです。国や言葉は違っても、お互いの国や文化のことを楽しく話すことができると、語学を学んできて良かったと思いますね。
M・S
私は、以前台湾から来られたお客様に装置をご説明しようと中国語で話しかけたとき、中国語で案内してもらえること自体にとても感激されたらしく、「台湾に来る時はぜひ連絡して」と言って頂いたことがあります。そういう風に言ってもらえると、やった甲斐があったなあ…と思います。
K・I
それと、技術用語についても、以前に比べると自力で分かることが増えてきました。少しずつ知識が身についているんだと思うと、嬉しく感じますね。
M・S
そうですね。以前だったら、1ページの文書を作るのに何度も辞書を引いていましたが、辞書に頼らず作成できる部分が増えると、少しずつですが成長を感じられるようになりました。
K・I
今後はどんなことをしていきたい、と考えていますか?
M・S
辞書を引く時間や考える時間がある書類作成だけでなく、今後は、来日されたお客様の通訳や電話対応など、その場で判断し、言葉にしていくという、Iさんがやってらっしゃるような通訳の仕事にもチャレンジしていきたいです。そのためにも、中国語スキルをもっと磨きたいと思います。
K・I
私も翻訳や通訳はしているものの、まだまだ未熟です。技術用語が出てくると、自分一人では判断できなくて途中でエンジニアに意味を聞いたりするケースも多い。そういう時間のロスをどんどん減らしていきたいですね。やはりそれには、もっと製品のことを勉強したり、通訳として様々な経験をすることが大事だと思っています。最近では、海外のお客様との取引も増え、通訳の機会も増えてきました。こういった環境は、語学を使って仕事をしたいと考えている人にとって、とても魅力的だと思います。